2014年10月19日日曜日

氣のアンテナとしてのイメージ

梁蔭全先生の気功における基本姿勢では、手を身体の前に置く姿勢をとります。この手が氣のアンテナのような働きをし、手を介して氣が出入りするとともに、体中に自在に氣が流れるようになります。

今までは、氣で施術をするときには、宇宙の氣を自分の丹田を経由させて患部に氣を当てるイメージを持っていました。しかし、手が氣のアンテナとして働くようになると、丹田を経由させるイメージを持たずに、手を介して宇宙の氣が直接患部に流れ込むイメージを使った方が、より強く氣が流れることがわかりました。

また、各丹田(上丹田、中丹田、下丹田)についても、それぞれ氣の貯蔵庫としてだけではなく、氣のアンテナとして作用するというイメージを持つ方がよいかもしれません。氣のアンテナとしての働きを感じ、イメージできるようになると、各丹田が宇宙の氣を直接取り入れることができるようになります。これを無意識にできるようになることが理想的です。こうなれば、少なくとも各丹田の氣が枯渇するということはそうそうなくなるはずです。

なので、たんとう功を行うときには、「氣を貯める」イメージを持つというよりも、「宇宙の氣のアンテナとして作用させて、氣を出入りさせる」イメージを持つようにした方がよいかもしれません。

2014年10月9日木曜日

梁蔭全先生の氣功を習い始めました!

この10月から、私は梁蔭全先生の気功療術師養成講座を通信教育で受講しています。期間は1年間です。

もう20年ほど前だと思いますが、氣を科学的に研究されている佐々木茂美先生が行った遠隔外気実験に梁蔭全先生が協力をし、梁蔭全先生が遠隔で水に氣を入れることによって、水の物理的性質を変化させたということを、当時私が学生だったときに参加させていただいていた、佐々木茂美先生主催のサイ実測研究会で知りました。

それから時が経ち、私は少林寺の氣功を学ぶことができ、いろいろな巡り合わせがありましたが、今回梁蔭全先生の氣功を学ぶ機会を得ることができました。

現在は、梁蔭全先生の氣功の基礎を学習しています。基礎姿勢を基にして、掌、指、呼吸器、頭の氣法を行っています。

この基礎姿勢は動作がゆっくりで簡単です。基本的にはたんとう功のように立ったままじっとしているのですが、静止するまでの動作がミソだと思っています。この動作によって氣がバランスされるのを感じることができます。また静止しているときにたんとう功と違うのは、氣を丹田に貯めるようなイメージを持たないことです。基礎姿勢をとると、全身の氣がバランスされます。基礎姿勢で身体の濁った感じの箇所を透明になるようにイメージすると、邪気がよくとれます。

この基礎姿勢の不思議なところは、普段の生活の中でこの基礎姿勢を行っているかのようなイメージを持つだけで、身体の氣がバランスされることです。少林寺の氣功より動作がゆっくりでシンプルなので、イメージしやすく、今後このイメージ方法は重宝するかもしれません。