2013年10月25日金曜日

高野山で習った座禅、瞑想時の手印について

高野山でもう一つおもしろい収穫があったので、それについても記載しておきます。

体験瞑想で、"阿字観"を教えてもらった際に、気づいたことです。

"阿字観"は、「阿」の字をイメージしながら瞑想するという瞑想の方法の一つです。実際に教わって実践したのは数息法なので、少林寺の静功で習う基本的な功法と同じでした。ただ、一つ違う点がありました。それは、手印の組み方です。通常座禅を行うときには、右手と左手を重ねて、左右の親指同士を付けて、三角形のような形にしますが、高野山で教えていただいた手印は、親指を離す方法でした。

この2つの手印の間に体で感じられる違いがあります。通常の親指を付ける手印で座禅や瞑想を行うと、頭部に氣が集中したときに、氣が籠もりやすくなりますが、親指を離す手印の場合は、頭部に氣が籠もりにくくなる、という違いがあることに氣づきました。親指を離した状態をキープしなければならないので、手には若干緊張がありますが、頭部に氣が集中して氣が籠ることを避けられるというメリットは結構大きいです。

座禅や瞑想を行う際に、頭部に氣が集中しすぎないように、親指でコントロールすることができるというわけです。

座禅や瞑想を実践される方は、是非試してみてください。

2013年10月24日木曜日

高野山に行ってきました

10月の3連休に、私達夫婦と、三重県にご在住の氣功仲間の方と3人で、高野山に行ってきました。
高野山は氣のスポットなので、高野山で行う氣功が、非常に楽しみでした。高野山で氣功を行ったことが原因かどうか、定かではないのですが、ちょっとした内面の変化があったので、ここに記しておきたいと思います。

氣功を行う際に、または行った後、何とも言えない大きな幸福感を感じるようになりました。ランニングハイのようなものなのでしょうか、何か大きな喜びのような感覚です。

また、奥の院などを散策したり、お参りをしたりするときに、心の中で般若心経を唱えるようにしてみたところ、これによっても大きな幸福感のようなものを感じるようになりました。逆に幸福感を感じようとしながら般若心経を唱えてみましたが、これも非常に具合が良いことに氣付きました。

今では高野山をイメージするだけで、幸福感を得られるようになったような氣がします。さらに、自分も含めた全ての人の幸せを思えるようになった氣がします。

高野山に行ってきて本当に良かったです。

2013年10月2日水曜日

トーラス状の氣の場のイメージ

縁あって、菱木敏夫先生という科学者の講演を聴く機会に恵まれました。
死んだ人の魂の写真の撮影に成功した方ということで、聴講しに出かけたのですが、マルンガイという様々な意味で体に良いという植物の話がメインでした。(一応死んだ人の魂の写真も見せてもらえましたが、メインの話題ではありませんでした。。)
マルンガイの話と遠く関連し、自身の宇宙の話が出てきました。各自が持つ宇宙は、自分を中心に、りんごを縦に半分に切ったときの断面のような、形の場を持っている、とのことでした。このトーラス状のイメージを氣功に応用してみました。
下丹田を中心として、天にまで放射状に広がった場が、巡り巡って地の底にまで回り、下丹田に戻るという形の場をイメージし、その形に沿って氣を流します。また、氣を意識するときには、観術流のものや空間を「ほどく」ようなイメージを持つようにします。自身も天も地もほどきます。すると、体内、体外の氣の流れが非常に良くなり、氣が滞っているところや邪氣もダイナミックに体外に排出されていくことがわかりました。
天、地、環境と直線的に関わるのではなく、トーラス状に循環させるようにすると、無理なく氣が流せるようです。
天、地、環境の氣と交流する、一つの方法かと思います。